YUKAのたまて箱

30代!駆けだしジュエラーのドイツ生活

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ドイツ旅行記。シュテファン教会!青に輝くステンドグラス

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こんにちは!ドイツ在住YUKAです。

本日はドイツ旅行記です!

 

今は旅行するのが困難ですが

この状況が落ち着き、また自由に世界を飛び回れる時が早く来ることを願い。

ドイツにある素敵な教会を紹介!

 

シャガールが手掛けた青いステンドグラスのある教会

シュテファン教会」をレポートしたいと思います!!!

 

この教会、

私はドイツへ来るまで全然知らなかったのですが

ドイツで最も美しい教会の1つとも言われているそうです。

その理由は教会にある9枚のステンドグラス。

 

みなさん!シャガールはご存知ですか?

ロシア出身のフランスの有名な画家!

柔らかい曲線の絵と色彩の豊かさ、

特に彼の使う青色は印象的で美しく魅了される人が続出。

 

そんな彼が手掛けたのがこの教会内に広がっています!!!

しかも、なんと、

シャガール最後の作品なのです。

 

教会に一歩足を入れると

青い世界が広がり

息が止まる程美しかった!

圧巻でした!

 

そこで

聖シュテファン教会の見所や

ステンドグラスに込められた思いなど

知ってから訪れるとまた一段と楽しめる情報をお伝えします!

 

こんな人にお勧め!
  • ステンドグラスが大好き
  • シャガールの作品が見たい
  • 心を落ち着かせたい
  • 青に溺れたい

 

 

聖ステファン教会:St. Stephans Kirche

ドイツのライン川西岸に位置するマインツ(Mainz)にある

ゴシック様式のカトリック教会です!

フランクフルトからSバーン(電車)に乗って40分ほどで行けちゃいます。

 

990年に丘の上に建てられた結構古い教会なのだけれど、

第二次世界大戦で焼失していまい、

再建されたのが今の教会だそうです。

再建された際にシャガールにステンドグラスを依頼し、

ドイツでは唯一シャガールが手掛けたステンドグラスのある教会なのです。

しかもシャガール最後の作品。集大成です。

そして教会のステンドグラスが全て完成したのは実は2000年に入ってから。

そんな魅力溢れる教会は

外から見ると中の様子とは全く違うイメージの

ピンク味がかった外観!

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そして、

教会の入り口。

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ドアの取手は

魚とパン。

魚はキリスト教においてイエス様を象徴しています。

魚のモチーフはそう言った意味でもキリスト教には良く見るシンボルです。

そしてパンは、キリストの身体を表すのに良く使われるシンボル。

 

なので

可愛くするために

お魚とパンが取手になっている訳ではないのです!

細かな所にもシンボルとして宗教的なメッセージが秘めています。

こういうのを探すのも楽しいので見つけてみましょう!!!

シャガールの平和願う9枚のステンドグラス

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入り口から一歩足を踏み入れれば

息を呑む美しい空間が広がります。

青の世界

まるで水底から光刺す水面を眺める様な感覚。

青に溺れます。

 

教会内に広がる9枚のステンドグラスは、

ユダヤ人であったシャガールの

「ユダヤとドイツの和解」と「国際間の協和」

という想いが込められたメッセージ。

 

教会内の正面となる祭壇の後ろ

3枚のステンドグラスには新、旧約聖書における重要な場面、出来事が描かれています。

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アダムとイヴ、モーゼの十戒、受胎告知、死後の晩餐、イエス・キリスト十字架への張り付け、復活。

 

シャガールがドイツに手掛けた唯一のこのステンドグラスは、

1978年から製作が始まりましたが、

この素晴らし完成された光景を彼は見ることなく1985年に98歳で亡くなりました。

残念。。。

 

YUKA`s メモ

 

かつては光り輝くものは、神へ通じていると信じられていました。

そういった思想や信仰心から教会へ光りを通し輝くステンドグラスが飾られている一つの

理由。

シャガール・ブルーに溺れる 

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ステファン教会内にある9枚のステンドグラスは

全て青色を基調とした色彩となっています。

教会内に足を踏み入れれば

たちまち深く、彩やかで神秘的な“シャガール・ブルー"に全身溺れて行きます。

優しい、心落ち着くし静寂な青の世界。

この“青色“こそシャガール・ブルーと言われ、

色彩の魔術師として知られるシャガールを代表する1色です。

 

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YUKA's  メモ

 

シャガールの代名詞と言っても過言ではない

このシャガール・ブルー。

しばしば青い宝石である「ラピスラズリ」に形容されることがあります。

濃淡の青、時には白色がおり混ざるシャガールの青。

ラズライト、ソーダライトやパイライトなど何種類かの鉱物で構成され

様々な青色を覗かせるラピスラズリはまさにシャガール・ブルー。

さらに、ラピスラズリの名前はアラビア語の「天国」または「空」を意味する

"Lazaward"に由来しているそう。

まさに教会のステンドグラスにぴったりだと思いませんか?

おまけ

入口とは反対側の扉を開けると

回廊へ出れます。

 

中庭をぐるっと囲んだ回廊は

教会内とはまた違った雰囲気を味わえます。

所々に施された装飾や絵を探して楽しんでみてください。

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小さなお祈りするお部屋があったり

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緑輝く中庭も素敵です。 

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まとめ 

いかがでしたか?

丘の上の小さな教会は

幻想的な青色の世界が広がります。

ドイツに訪れた際には是非とも足を運んでいただきたいです!

フランクフルトから車でも電車でも約30〜40分ほどで行けちゃいます。

 

まだまだ

旅をするのが難しい時ですが

この記事を読んで少しでも旅行気分が味わえたり、

次回の旅のプランを考えワクワクしていただけたら

嬉しい限りです!!!

 

 

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※残念ながら本誌にはシュテファン教会の情報は記載されていません。